○これからは創造性があり、反復性が無いこと、つまりイノベーションとか、
クリエイティブ、プロデュースといったキーワードに代表される能力が必要になっていく時代
○①よその国、特に途上国にできることは避ける
②コンピュータやロボットにできることは避ける
③反復性のあることは避ける
○21世紀は個人が突出した時代である
○これからはカンニングOKの社会になるかも
○「国民国家から地域国家へ」
○いままでは欧米に追いつけ追い越せでやってきた、常に答えがあった世界にいた我々が
「答えのない世界」に突入するにあたって、どうやって生き抜いていくかを考え始める
きっかけになる本
○未来をリードするのは、何かを創造できる人や他人と共感できる人、
パターン認識に優れた人、そして物事に意義を見出せる人である。
○重要な6つのセンス、デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがい
○「ハイ・コンセプト」とはパターンやチャンスを見出す能力、芸術的で感情面に訴える
美を生み出す能力、人を納得させる話のできる能力、一見ばらばらな概念を組み合わせ
て何か新しい構想や概念を生み出す能力など
○アート・ビジネス
○デザインとは多くの分野にまたがったもの。
ここでは全体論的に物事を考えられる人材を養成している
○デザインのカリキュラムは、現代版リベラル・アーツ(一般教養)教育だと思う
○物語だけで病気を治すことはできない。しかし、物語が現代のテクノロジーと結びついた時
素晴らしい癒しのパワーを発揮することができるのだ
○「調和」…シンフォニーとはバラバラの断片をつなぎ合わせる能力である。
「分析する」というよりも「統合する力」であり、「一見無関係に思える分野に関連性を
見出す力」「特定の答えを出す」というよりも「広範なパターンを見つける力」そして
「誰も考えなかったような要素の組み合わせから新たなものを創造する力」なのだ
○「絵を描くということはおもに『関連性を見る』ことです」
○今後10年のうちに、私たちは境界線を越えて、自分の専門分野とは全く異なる世界へ踏み
込んで考え、働かなくてはならなくなる。そしてただ境界線を超えるだけでなく、機会を
しっかりと見極め、それぞれを結びつけるようにしなくてはならない。
○失認症の人の思考は異なっている。
直観力があり、問題解決力に優れ、全体像を見て、簡略化する。
一定の手順を繰り返すのは苦手だが、先見の明に優れた人だ。
○一般人と卓越したリーダーとを分かつものは、一つの認知力でしかなかった
それはパターン認知力だ。
全体像をとらえて考えることで、周囲を取り巻く多種多様の情報から意義のあるトレンドを
選び出し、将来に向けての戦略的思考ができるのである。
○『笑いクラブ』の目的はもっと遊び心を持とうということです。
遊び心があると右脳が活性化します。論理的な左脳は限界がある脳です。右脳には限界が無い。
なんにでもなりたいものになれるのです。
○ゲームとは研究活動が最も高まった状態である
○テレビゲームは学習の原理をうまく利用している。
つまりデザインや学習への動機付けを盛り込むことができるのだ。
このような学習の原理は、反復練習や基本を繰り返すだけの学習や、次から次へと学校を
やめるまでテストを繰り返す今までの教育よりもずっと良い