○ 経験のないことをやって誤るのは本当の失敗ではない
○『俺はいろいろ失敗もしたが、こんな大きな仕事もした』と誇れるような生き方をしてもらいたい
○ 自分をベテランだと思った瞬間から没落は始まる
○ 消費者の目を甘くみてはいけない。消費者は非常に厳正で鋭い感覚を持つ批評家だと思ったほ
うがいい。この商品が良いか悪いかをずばり見抜く力を持っている。しかも悪いと思った時、
言ってくれればまだいいが、黙ったまま、買わないという行動に出るのが消費者というものだ
。それだけに決して見くびってはいけない。
○ アンケートやデータというものは、結局はすでにあるものに対する批評であり、過去は語って
いても、未来を語っているわけではない。
○ 人間の研究が一番大切なんだ。これまで技術者というものは、とかく視野を自分の研究対象
のみに向け、人間を理解する為の観察を怠りがちだったといえる。しかし、人間の心を理解し、
喜怒哀楽を理解し、不満や希望を知らなければ、真に消費者に受け入れられる商品を創造し生
産することはできないはずなんだ。
○ 人の心を知ることが商品を創造する根元
○ 真実の前では公平かつ平等であれ
○ 本当に人間を愛し、大切にする気持ちから、人間の創造力はかきたてられ、形になり、
そして人間にとって真に創造的なものが生まれてくるのだ
○ 日本は「哲学不況」である。つまり己の哲学を持たないまま生きる組織や個人が増殖した
ことの帰結としての不況という考え方である。価値観を他人との比較に求めたり、さらに
は他人に自分の価値観を依存したりする風潮。その流れとしてのマニュアルやコピーの氾
濫。結果として、何が正しくて何が間違っているのかを自己の道徳基準で判断できない組
織や個人の増加。そうした組織や個人がもたらす、いたるところでの品質崩壊(政治品質、
教育品質、医療品質、警察品質、経営品質、製造品質・・・・)
そのことによる国民の、社会・未来に対する不安心理の高まりと消費の抑制。
○ 失敗を深く反省し、同じ過ちは繰り返さない。なおかつ楽観的に前に進める努力