Making Folklore

シェルターであって、お腹の中であるような


『 N E S T 』

 

【家】 とは 【建築】 とは人の住むための空間である。


 しかし、人の住むための空間が必ずしも建築だとは限らない。
「Folklore」というテーマを考えたとき、空間的にまず思い浮かべたのは
 プリミティブであること。それはつまりシェルターである。
 建築を構成する床や壁や天井は、雨風や寒さ、外敵や災害から身を守ってくれる
 ための空間になる。
 内包する場所を極限まで最小化していったときの空間の役割、
 それはシェルターのような要素であり、
 皮膚を守る服のような存在であり、
 動物的に言えば棲み処や巣みたいなものになる。
 僕らが知っている最小で最初のシェルターはたぶん母親のお腹の中だったはずだ。
 さあ体験してみてください。
 誰もが知っているなつかしいあの場所を。
『NEST』は、内側の空間を最小限空間に、外側を社会や世界との接点と見立てて、

 僕自身がいま思うリアルな言葉をまとって外郭を形成しています。

 

 ※ NEST(ネスト)の語源・・・・・ 1 鳥や昆虫の巣。すみか。
                                                         2 隠れ家。安心できる住まい。
                                                         3 入れ子。入れ子になっている一組のもの。

NEST完成写真


NEST設置風景

Folklore会場雰囲気を少しだけ・・・


オススメの本です