「親の背中を見るというフレーズがあるけど…」
店長が模型を作った初めての作品である。
レストランだという。
はじめての作業でここまでやるとは…
と親としては手放しで喜びたいところだけど
この手の仕事をしてる人間からすればついつい厳しく見てしまう。
結構手助けしたけど、基本的な構想は店長がした。
壁を立てて天井をつくって、エントランスを設けて…
そのような空間的なパーツはたぶん少ない人生経験の中で
自分が経験してるイメージをどうにか立体にしてきたんだろう。
汗をダラダラ流しながら黙黙と模型と対話している。
横で見てると頭のてっぺんからシューシューと煙が立ち籠めてきそうだ。
でも驚いたのはほんとうに店づくりをしたところだ。
看板立てたりテーブルと椅子を設置したり
お花を生けたり電気を灯しておもてなししたり、
駐車場のスペースとったりごみ置き場つくったり、メニューの
看板までもエントランスに置くという。
隣地でコックさんが畑の世話をしていた。
いったいどこでそのような知識を得たのか?
いい店のお手本をまさかこんな形で教えられるとは…
でもとにかく教えてないことをどんどん吸収していってくれていることに
なんだかとてもうれしくなった。
そして口だけでなく、想いを形にできるだけの実行力を実につけている
この子に、ああこどもプロジェクトは成功に近づいたんだなと、
人知れず祝杯を挙げた
今年で5歳
よし この子は大丈夫
次は新人の成長に勤しむか …
…親ばかだな
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